駐在妻の日記

世界の果てからこんにちは

海外出産

2人いる子供たちは、海外で産んだ。

よく国籍を聞かれるけど、両親ともに日本人なので、日本オンリー。


産む国が血統主義ならどこで産んでもかわらない(日本やフランスなど)。

逆にアメリカやスイスならその国で生まれれば国籍ももらえる。

(その分、臨月での入国は厳しいかもしれない)


一人目は滞在していた先進国で、二人目は臨月まで途上国で過ごし、出産のみ近隣の先進国へ行った。


日本は世界的にみて、素晴らしい出生率を誇っており、妊娠•出産ともにかなりよい環境である。それと同じくらい出生率がよいのがフランスである。


途上国から出産のみフランスへ行く場合、突然の受け入れは不可能なので、事前に最低2回みてもらう必要がある。

また日本と同じくパリなどは産院不足なため、妊娠初期に産みたい病院を予約する必要がある。


よく聞かれる無痛分娩については、フランスでは一般的なので、産院では24時間麻酔医が待機していている。

日本のような計画分娩でなく、自然の陣痛が始まり、子宮口が開いてから、麻酔を受けたいか、ここで希望をきかれる。

そして陣痛で痛いなか、合間をぬって背中に麻酔の管をいれる。

あとは痛みを感じれば自分でボタンを押して一滴ずつ麻酔を入れる…というセルフサービスとなる。


ただし、麻酔医の腕によってかなり差があり、1人目は半身のみしか麻酔がきいてない…なんて悲惨なこともあった。

(1人目は公立の病院で産んだ)


やはり病院によって同じ国でもかなり差があるので、いくつか見学した方がよい。

(費用も全く違う。これは同じ病院でもドクターによって違い、病院を予約する際、ドクターも指名する仕組みだ。)


母乳に関してはフランスでも勧められているが、産後母乳にしたいか、ミルクにしたいか希望をきかれる。

母乳を希望すれば、授乳指導、ミルクを希望すれば、母乳が止まる薬を処方される。


さすが自由の国、母の意思が全て優先される。

ただし、計画分娩に関しては、帝王切開でない限り、慎重なように感じた。

私の医者は陣痛促進剤はなるべく使いたくないようで、早めの出産を希望した私は、毎日先生にぐりぐり刺激されるという古典的な方法で自然陣痛を待った。


産後は問題がなければ4日ほどで退院し、その後は乳児健診が2週間後、一カ月後…とあり、予防接種もその際打ってもらう。

この辺は6種混合ワクチンなので、日本より楽かもしれない。(でも日本より打たなければいけない内容が多い)

また接種前は痛みを和らげるパッチをはり、接種後は熱さましを飲ませるよう処方される。

全てにおいて効率的な感じがした。