駐在妻の日記

世界の果てからこんにちは

海外の子供の誕生日会事情

先日まで子供の誕生日会の準備におわれていた。

海外での子供の誕生日会は、本当にすごい。一大イベントである。

国にもよると思われるが、私が今まで滞在したヨーロッパの国々ではすごかったし、ここアフリカの地でもやはり大人顔負けのパーティーが開かれる。

 

用意するものは、ケーキ(特注のキャラクターものなどの派手なもの)、お礼に渡すお土産(おかしやおもちゃなど、全員分小袋に用意)、当日の出し物(ピニャータというくす玉割りなど)とおやつにドリンクである。

 

ちなみにこの誕生日会、3歳のお誕生日から盛大に始める子が多い。

ここアフリカでは出し物?は外注で、ピエロやフェイスペインティングなどのプロをよんだりする。(ヨーロッパでは親ががんばる!)

 

今まで行って一番豪華だったお誕生日会は、フードもケイタリングでウェイトレスやバーテンも雇われており、お礼のお土産は名前入りTシャツと水筒だった。

すごすぎて、もはやお誕生日会というより大人のパーティー。

 

さらには、幼稚園でもお誕生日会をしてくれる。

してくれるといっても、ケーキやお土産を親が用意して当日先生に渡す。

うちの子供の場合、クラスに27人の子供がいるので、用意したケーキ、お土産は、27人分。(つまり、学校では一年で27回誕生日会をしている!)

 

親はヘトヘト、でも子供とそのお友達は大喜びしてくれたので、ハッピー。

子煩悩

この国の人々は、子供が大好きだ。

本当に本当に大好きで、

うちの子供達も、ひとたび外を歩けば、キス、抱っこ、一緒に写真をとりたいと頼まれるし、お菓子をたくさんもらう。

クッキー一箱とか店の人や道行く人に渡される。

正直途上国って、物乞いがたくさんいるイメージだったけど、

物乞いの数と同じくらい、私たちの子供に何かくれようとする人が多いのだ。

イスラムでは人に分け与えることを奨励されているし、子供の前で自分だけが飲食するのはありえないそうだ)

 

そればかりか、車が渋滞している時などは、隣の車の人は窓を開けて子供に話しかけてくる。

ぐずるとみんなあやしてくる。

スーパーのレジなども混んでいると、警備の人が子供を見ていてくれたりする。(というか、みんな子供とふれあいたくてたまらないのだ)

動物園にいけば、写真を一番とられるのは、檻の中の動物じゃなくて、息子である。(娘もいるが息子が一番人気)

運転手さんもメイドさんも、いつも子供達の健康を祈っているという。

 

国民全体が子供を愛して育てている事、

それが私のこの国の一番好きなところである。

地震が起きたら外へ出よう

日本では、地震が起きたら机の下に隠れる、

という防災訓練がある。

しかし、ここでは、地震が来たら、とにかくまず外へ出なければならない。

この国だけでなく、もしかしたら途上国での地震は外へ出るべきなのかもしれない。

 

とにかく建物がもろい。

我が家も一回地震がくるごとに、ひび割れ、雨漏りがひどくなる一方である。

 

ここへ引っ越してきた当初、何も知らず地震の揺れが収まるのを家の中でまっていたら、

近所のパニックになった人々に外に出なきゃだめだ!と驚かれた。

こっちは外に出て騒ぎだした人々に驚いたのだけれど…。

途上国では建物の建築基準なんてもちろんないので、外に出るのが常識である。

冬はよく氷がふる

この国の冬は、よく氷がふる。

私にとってはかなりびっくりだったが、この国では普通だそうだ。

 

様子としては、

いきなりザーー!と大量の氷がふる。

きた!と思ったら、屋根の下に隠れないと、あたると当然ケガをするし、物が壊れる。

 

一番ひどかったのは、ピンポン球くらいの氷がふり、

愛車の窓ガラスが割れた…。

その他の被害としては、屋根の瓦が割れて落ちてきた。

庭に置いていたプラスチック製の遊具も見事壊れた。

アフリカはひたすら暑いイメージだったが、冬は氷がふる。

バラしかない

友人宅への手みやげは、手作りのケーキか花と決めていて、

今日は花屋へいった。

(市販のケーキは強烈な甘さなので避ける)

 

花にも現地産のものと、ヨーロッパからの輸入ものがある。

冬などは全て輸入となるので、花の価格は跳ね上がる。

そして種類が…通年あるのはバラのみである。

どこの花屋もバラしか存在しない。

花屋というより、バラ屋といっても過言ではないくらい。

 

そしてこのバラ屋、とにかくどこもおまけがすごい。

今日も少し買っただけで、倍くらいの開きすぎた花をプレゼントされた。

一生分の電球交換はしたと思う

とにかく電球が切れるのが早い。

ワットがあっていないのか、質が悪いのか、なんなのか。

バチッといっていっきに全てきれたり、

ガラスが飛び散ったりけっこう危ない。

電球交換って、こんなに毎日するものだっけ…?

国内旅行はハードルが高い

私たちは首都に住んでいるが、

首都から出るときは、警察にエスコートしてもらわなければならない。


事前に行き先と時刻をつげて、当日は警察の先導で移動し、警察とともに行動をともにする。

これは日本人だけでなく、多くの外国人に義務付けられている。


そのため、ちょっと可愛いお店があったから車を止めてよる、とか、現地でレストランを選ぶ、とかは不可能である。


そして、前記事のように渋滞がひどいため、

警察がサイレン鳴らして周りをけちらしながら誘導したりする。

2時間サイレン鳴らしっぱなし、というときもある。

(これも渋滞の原因の一つだ)


更に、地方では外国人が珍しすぎて、とにかく写真をとられまくる。

みんな遺跡より、東洋人が珍しいのだ。