駐在妻の日記

世界の果てからこんにちは

子煩悩

この国の人々は、子供が大好きだ。

本当に本当に大好きで、

うちの子供達も、ひとたび外を歩けば、キス、抱っこ、一緒に写真をとりたいと頼まれるし、お菓子をたくさんもらう。

クッキー一箱とか店の人や道行く人に渡される。

正直途上国って、物乞いがたくさんいるイメージだったけど、

物乞いの数と同じくらい、私たちの子供に何かくれようとする人が多いのだ。

イスラムでは人に分け与えることを奨励されているし、子供の前で自分だけが飲食するのはありえないそうだ)

 

そればかりか、車が渋滞している時などは、隣の車の人は窓を開けて子供に話しかけてくる。

ぐずるとみんなあやしてくる。

スーパーのレジなども混んでいると、警備の人が子供を見ていてくれたりする。(というか、みんな子供とふれあいたくてたまらないのだ)

動物園にいけば、写真を一番とられるのは、檻の中の動物じゃなくて、息子である。(娘もいるが息子が一番人気)

運転手さんもメイドさんも、いつも子供達の健康を祈っているという。

 

国民全体が子供を愛して育てている事、

それが私のこの国の一番好きなところである。