駐在妻の日記

世界の果てからこんにちは

学校選び

ついてすぐのミッションは、家探しと学校探しがまず大変。

というか、ついてからでは遅いので、面倒でもいろいろ検索して、アポをとっておいた方がいい。

確実なのは、やはり口コミで、迷ったらとにかくたくさん見学の予約をしておき、

実際見てから考えるのがよい。

早いアクションでないと、人気の学校は定員になる。

あとは、誰かの紹介があると入れることも…。


でも実際ついてすぐ学校を決めるのは本当に難しい。

ロクに知り合いもいないから相談もできないし、授業料もピンキリで、現地校からインターやら全く違うチョイスがある。

現地校は、私たちの駐在国はイスラム教の国なので、コーランの時間と、アラビア語の時間がある。


アラビア語はともかく、コーランを暗唱する時間は、私はどうしても抵抗を感じてしまう。

子供はまだ小さいし、刷り込み現象も考えられる。

そうすると、現地校はngとなり、そのとたんチョイスが一気に減る。

しかも学費が高くなる。


その少ないチョイスの学校も、なんだかどうなんだろと思ってしまったり、転勤前の学校と比べてしまったり。

国が違えば文化も教育も違うのが普通だけど、なんだかどこも先生が冷たい、子供が好きな感じがせず、幼稚園なのに、10センチヒールの靴…ちょっと抵抗を感じてしまう。

園長先生はいい感じだけど、ピンとくる学校が今のところみつからない。

子供はどこの学校も好き!といってくれるけど本当に悩む。

乗り合いタクシー

こちらでは乗り合いタクシーが一般的。

前の国では、日本人は使用不可だったけど、今回の国ではオーケー。

その国々のタクシーの安全度によって決まっている。


そこで運転手付き生活から道行くタクシーをつかまえる生活となったわけだが、二人の子連れだと少し厳しい。


こちらは3人までしかのせていけない決まりなので、たとえ赤子でも1人にカウントされてしまう。

最初に窓越しでまず人数の確認をし、行き先をつげ、ここで運転手がokをだせば、のせてもらえる。


メーターは器用にも、1人目、2人目…と三人目まで別々にカウントできるようになっているため、負担率でもめることはなし。


悪い人も稀にいて、メーターを多く回したり、チップを要求したり、ということもあるが、概ね汚い事と運転が荒い事以外は問題はない。でも荷物が多かったり外国人だと少しはチップを期待されているかも。


日本のようにゆったり乗る…という感覚はなく、とにかくみちでサッとのりササっと降ろされる。

料金が安いので、とにかく数をかせぐため、かれらはチャキチャキしていて、こちらまでなぜか焦るのだ。

引越しにつぐ引越しで

100日ほど書いていなかった。

この間に私たちは、また別の国へと引越した。

私はもう数えるのも困難なくらい、多分何十回もの引越しをしてきている。


夫の異動は2〜3年ごとで、それに加え入居までの借り住まいからの引越しや契約の問題での引越しもある。

そしてそれらは全て業者を使わず自分でおこなってきた。

今回は3歳と0歳の子供を抱えての作業だったため、かなり疲れた。

(でもおかげで一桁万円で引越し完了。このままだと荷造り業者になれそう)

そして引越しのたびにひどい喧嘩が勃発する。

とにかくここにせめて二年住めることを祈る。

著作権

この国では、正規のCDやDVDが、いっさい売られていない。

コピー品のみが、だいたい一枚150円ほどで売られている。

売られているお店も、堂々と大型ショッピングセンターの中だったり、一等地に店舗を構えていたりする。

たぶん著作権というものは、この国にはない。

 

わたしは著作権を大切に思うので、どうしても正規の商品がほしいが、そうすると、国外のcdショップまで行くか、itunesなどで配信されるのを待つしかない。

 

ちなみに新作を上映する映画館もない。

著作権のきれた古いものや、最近メガヒットとなった作品を上映する映画館はあるが、こちらも格安で、やはり著作権は考慮されない。

 

よって、新しい音楽や映画にふれたいときは、不覚にもコピー屋で商品をみるしかないことになる。

完全に吹き替えオンリーのコピー品も多い。

オリジナル音声と吹き替えと、両方が記録されているコピー品は、CD盤の裏をみると、ちゃんといっぱいいっぱいまで記録されているので、一枚一枚裏を確かめる。

砂、砂、砂…と、窓

砂漠が近いアフリカは、首都でもやはり砂が運ばれてきて、砂っぽい。

洗濯物を外にほすと砂がつくし、床も窓を開けていると砂っぽくなるのでモップがけは必須。

雨がふったあとは、やはり雨も砂をふくんでいるようで、砂の後だけが残る。

必然的にどうしても薄汚れた車やら、窓やらが多くなる。

 

よく見れば、ここでも新車も多く走っているし、窓に至っては、マジックミラーとなっている窓が多い。

以前住んでいたマンションの窓は、全てマジックミラーとなっていた。

 

このマジックミラー、外から見えないのはもちろんすばらしいのだけど、透明ではなく、どうしても色がついてしまい暗い透明になるので、たとえ日当りの良い部屋でも、この窓を閉めていると、暗くなってしまう。

 

かわりに2件目に住んだ家の窓は、全部普通の窓で、とても明るかった。

が、そのかわり全ての窓に鉄格子がはまっていた。

引っ越し前のメイドさん

週に1度だけ、家の掃除にメイドさんに来てもらっている。

このメイドさん、代々日本人に雇われている。

 

先日も、引っ越ししなければならない旨を伝えると、

あそこのアレがほしい、前の人はこんな物をくれた、

日本食の調味料をほしい…と、棚をあけて、言い始めた。

 

私たちの場合、近所に引っ越すだけで、この国での暮らしはまだ続くため、言われたものを気前よくあげられないのだけど…。

 

現地の子供も(お金持ち)家にあげると、勝手に冷蔵庫の中の物を食べようとしたり、部屋にあるものをほしがったりするので、単純にそういうのが普通の文化なのだと思う。

でも、かなり違和感がある。

 

逆に以前、わたしが現地の女性に「今日はきれいな服ね」

と言ったら、「気に入ったなら、あげる」と渡されそうになり驚いた。

そういう経緯で断りきれずにうちにきた物達もままある。

国内引っ越し

先月末に退去を言い渡され、引っ越ししたため、かなり忙しかった。

この国では、1年分の家賃を契約時に全て支払わなくてはならない。

もし一年未満で退去しても、一度払った家賃は二度と戻ってこない。

夫の移動のお知らせはそんなに早くわからないため、1年の更新をするのはかなりリスキーだ。

 

退去時も、敷金を返せないという大家と最後までもめてしまった。

しかもその理由もお粗末で、外国の口座にしかお金がない、今月分の電気料金などを払わなければならない、銀行が外貨にかえてくれない、などなど。

前日に電話で打ち合わせた際は、鍵と敷金から少し引いた分を交換で合意していたのに、一夜のうちに、何が…???

 

これまで住んだヨーロッパでは幸運にも大家さんともめたことはなく、敷金も100%かえってきていた。(もちろん退去時はぴかぴかに)

 

アフリカの家賃は安いと思われているかもしれないが、実は外国人が借りるとかなり高額だ。普通の3LDKでも。

そして、購入は禁止されている。

 

こういった手続きは現地職員にまかせたい所だけど、なにせ信用できる人が少ない。

どうすればお互い穏便に譲れる程度の妥協で事をすませることができるのか、その話の仕方はまだまだ勉強しなくてはならない。

これでこの国で3人目となる大家さん、今度はどうなるでしょう…。